シンガポールで「何を食べよう?」と迷ったとき、ぜひ候補に入れてほしいお店が1963年創業の老舗中華レストラン「ヒルマンレストラン(嘉臨門大飯店)」。
名物のペーパーチキンは、特製のタレに漬け込んだ鶏肉を紙で包んで焼き上げた一品。紙を開いた瞬間にふわっと広がる香りがたまりません。
ペーパーチキンはもちろん、炒飯や焼きそばといったサイドメニューまで、どれも日本人好みの味付けで大満足。
私が実際に訪れたときの写真をまじえつつ、くわしく紹介していきます!
ヒルマンレストランとは?シンガポールで60年以上続く老舗中華の名店
ヒルマンレストラン(Hillman Restaurant/嘉臨門大飯店)は、1963年にシンガポールのカントンメントロードで創業した広東料理レストラン。
現在の本店はリトルインディアの外れ、キッチナーロード沿いに移転しており、シンガポール在住の日本人を中心に根強い人気を誇っています。
このお店を一躍有名にしたエピソードが1つ。
フランスを代表する伝説的シェフ、ポール・ボキューズ氏がシンガポール訪問時にここでペーパーチキンを食べて「ミシュラン三ツ星に値する」と絶賛したのだとか。

町中華のようなカジュアルな雰囲気でありながら、その実力は折り紙付き。
数々のガイドブックにも掲載され、ペーパーチキン以外にもさまざまな本格的中華料理が楽しめます。
ヒルマンレストランへのアクセスと店内の様子
お店があるのは、MRTファーラーパーク(Farrer Park)駅から徒歩6分ほどの場所。
ジャラン・ベサール駅からも近く、徒歩圏内です。

ただし、シンガポールの日中はかなり暑いので、可能ならタクシーやGrabでお店の前まで行くのがおすすめ。
お店の看板には英語や中国語だけでなく、カタカナで「ヒルマンレストラン」「ペーパーチキン」としっかり書かれていました。
それだけ日本人のお客さんが多い証拠なんでしょう。

中に入ると、清潔感があって意外とこじんまりとした空間が広がっていました。
1階には丸テーブルが5つほど。2階にもエアコン完備の席があり、全体で約100席ほどの規模だそうです。

人気店だけあって混み合うことも多いようなので、特にディナータイムは予約しておくのがおすすめ。
ヒルマンレストランのメニュー
ペーパーチキンが有名なヒルマンレストランですが、その実態は本格的な中華料理店。
麻婆豆腐や空芯菜炒めのような定番から、あまり見たことがないようなメニューまで数多くそろっています。
※価格は2015年当時


名物ペーパーチキンが感動のおいしさ!特製タレ×紙包み焼きの絶妙な組み合わせ
ヒルマンレストランといえば、やはり外せないのがペーパーチキン。
醤油、紹興酒、オイスターソース、ごま油などをブレンドした門外不出の特製タレに、骨なしの鶏肉をじっくり漬け込み、パラフィン紙で一つひとつ包んで揚げ焼きにした料理です。

テーブルに届いた紙包みを開けると、閉じ込められていた肉汁とタレの香りがふわっと立ち上ります。この瞬間がもうたまらない。
口に運ぶと、鶏肉がとにかく柔らかくてジューシー。

タレの甘辛い風味がしっかり染みていて、「アジア風の照り焼きチキン」といった表現がしっくりくる。

ご飯との相性も抜群で、箸が止まらなくなる味わいでした。
なお、包み紙は食べられないので、しっかり剥がしてからいただきましょう。
ペーパーチキン以外も実力派。日本人の舌に合う中華メニューの数々
ヒルマンレストランの実力はペーパーチキンだけにとどまりません。サイドメニューもどれも日本人好みの味付けで、驚くほどハズレがなかったのが印象的です。
中華の定番メニュー「空芯菜の唐辛子炒め」。シャキシャキとした食感が小気味よく、ビールとの相性が抜群でした。

パラパラに仕上げられた炒飯は、シンプルながら米一粒一粒にしっかり味が行き渡っていて美味。

香港焼きそばは日本のソース焼きそばとはまた違う、中華醤油ベースの味付けが新鮮で楽しめました。

具だくさんの五目煮込みそばも、どこか懐かしさを感じるやさしい味。旅先で胃が疲れているときにもほっとする一品です。

このほかにも、中華風海老の天ぷらやハッピー豆腐(厚揚げのそぼろあんかけ)、土鍋煮込み料理など品数が豊富。
メニューには日本語表記もあるので、言葉に不安がある方でも安心して注文できるのがうれしいポイント。
価格は現地のローカル店よりやや高め?
味には大満足でしたが、さすがにホーカーセンター(屋台街)などと比べるとレストラン&観光客価格なのでそれなりに高め。
シンガポール自体の物価が高いことに加え、円安の影響もあり「ちょっと高いな」と感じるかもしれません。
とはいえ、高級店ではないしせいぜい「ちょい高」くらいのもの。
料理のクオリティや日本語メニューの安心感、エアコンの効いた快適な空間で食事できることを考えれば、十分に価値のある出費だと思います。
ヒルマンレストランはこんな人におすすめ
実際に訪れてみて、シンガポールのヒルマンレストランは以下のような方にぴったりだと感じました。
- シンガポールならではの名物料理「ペーパーチキン」を食べてみたい人
- 辛いものやクセの強い料理が苦手で、日本人の口に合う食事を探している人
- ホーカーセンターよりも落ち着いた雰囲気でゆっくり食事したい人
- グループや家族連れで、みんなでシェアできる中華料理を楽しみたい人
少人数よりも3〜4人以上で訪れたほうが、いろいろなメニューを頼めて存分に楽しめるはず。
大阪・なんばにも支店ができたらしい
この記事を書いていて知ったんですが、なんと大阪の繁華街・難波(なんば)にもヒルマンレストランの支店があるらしい。
まさか日本に進出していたとは。。。
現地の味をどこまで再現できているのかはわかりませんが、関西在住の方は行ってみるといいかもしれません。
ヒルマンレストランの基本情報
店名
ヒルマンレストラン(Hillman Restaurant/嘉臨門大飯店)
住所
135 Kitchener Road, Singapore 208518
電話番号
+65 6221-5073
営業時間
ランチ:11:45〜14:00(L.O. 13:45)
ディナー:17:45〜22:00(L.O. 21:30)
※営業時間は変更になる場合があります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
定休日
旧正月
アクセス
MRTファーラーパーク(Farrer Park)駅から徒歩約5〜10分
ジャラン・ベサール(Jalan Besar)駅からも徒歩圏内
※タクシーやGrabの利用がおすすめ
公式サイト
まとめ:シンガポール旅行の食事リストに加えておきたい一軒
ヒルマンレストランは、1963年から続く老舗の安定感と、日本人の舌にしっかり寄り添う味付けが魅力のレストラン。
名物のペーパーチキンは一度食べたら忘れられないおいしさで、サイドメニューまでどれもレベルが高かったのが印象的。「日本人に人気」という評判はダテではありません。
シンガポール旅行で食事の計画を立てるなら、候補リストにぜひ加えてみてください。きっと「来てよかった」と思えるはずです。

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