日本人にとって人気の高い旅行先の一つ、タイ。
私も何度も訪れている大好きな国のひとつですが、そんなタイ旅行をより快適にするために欠かせないのがスマートフォン×ネット環境。
地図アプリで道を調べたり、レストランの口コミをチェックしたり、撮った写真をSNSにアップしたり……スマホが使えるかどうかで、旅の充実度は大きく変わります。
タイでも普通にネットが使える環境を整えるのにおすすめなのが、eSIM(イーシム)。
従来のSIMカードと違って、空港で慣れない英語でやりとりして購入したり、カードを入れ替えたりする手間が一切なし。
日本にいるうちにスマホで購入・設定が完了し、タイに着いた瞬間からすぐにネットが使えます。料金も想像以上に安く、場合によっては現地でSIMカードを買うより安く済む場合も。
今回は、数あるサービスの中からタイ旅行に本当におすすめできるeSIM6つを厳選して紹介。
ぜひあなたの旅行スタイルに合ったeSIMを見つけてください!
World eSIM【業界最安値クラスの日本発サービス】
まず最初におすすめしたいのが「World eSIM(ワールド イーシム)」というサービス。
eSIMサービスの中でも最安値クラスでコスパが良く、日本発のサービスなのでサポートも期待できる。
多くの旅行者にとって最もバランスの取れた選択肢です。

World eSIMを運営しているのは、海外WiFiレンタルサービスで20年以上の実績を持つ会社(株式会社ビジョン)。
日本の大手企業が運営しているので、「よくわからない海外の会社のeSIMはちょっと不安…」という方でも安心。
World eSIMの大きな魅力は、価格の安さ。
タイ向けのeSIMだと無制限プランが充実しており、3日で1,680円、5日で2,650円など日数に応じて選べます。
【World eSIMのタイ通信プラン】
| 日数 | データ容量 | 料金 |
|---|---|---|
| 10日 | 500MB | 260円 |
| 15日 | 5GB | 2,460円 |
| 1日 | 840円 | 無制限 |
| 3日 | 1,680円 | |
| 5日 | 2,650円 | |
| 7日 | 3,790円 | |
| 10日 | 4,740円 | |
| 15日 | 6,540円 | |
| 20日 | 7,970円 | |
| 30日 | 9,680円 |
※ 2025年11月現在
何かトラブルがあったときにはもちろん日本語でサポートが受けられますし、公式サイトやアプリ、決済も日本語・日本円で何ら問題なし。
eSIMが初めての方にとっては、この「安心感」が何より重要な要素のひとつでしょう。
設定は、メールで届くQRを読み込めばOK。初心者でもまず困ることはないはず。
データ残量の確認や追加チャージも、World eSIMアプリ内で簡単にできます。

タイでのWorld eSIMの使い方
安心感と価格のバランスがとれた、まずチェックしておきたいeSIMサービスです。
Saily(セイリー)【良コスパで高セキュリティ】
世界的なセキュリティ企業が運営するeSIMが、Saily(セイリー)。
World eSIMに匹敵するコスパの良さに加え、Sailyならではの機能が充実したサービスです。
ユニークな機能の一つが「仮想ロケーション」。
任意の場所の位置情報が利用できる機能で、たとえばタイにいながら日本のNetflixやAmazonプライムビデオ等が楽しめます。
こういった動画サービスは「海外からはご利用いただけません」と表示され見られないことも多いんですが、Sailyならその心配なし。
タイでの余計なデータ消費を防ぐ「広告ブロック」機能や、悪質なサイトをブロックする「ウェブ保護」機能も搭載。
タイ情報を調べたいときにも、ストレスフリーで情報収集ができます。
SailyのeSIM料金は以下の通り。
無制限プランはWorld eSIMのほうが現状安いようなので、Sailyを選ぶならデータ容量の決まったプランがおすすめです。
【Sailyのタイ通信プラン】
| 日数 | データ容量 | 料金 |
|---|---|---|
| 1日 | 1GB | 2.99ドル |
| 30日 | 3GB | 5.99ドル |
| 30日 | 5GB | 7.99ドル |
| 30日 | 10GB | 10.99ドル |
| 30日 | 20GB | 19.99ドル |
| 日数 | データ容量 | 料金 |
|---|---|---|
| 10日 | 無制限 | 34.99ドル |
| 15日 | 48.99ドル | |
| 20日 | 59.99ドル | |
| 25日 | 65.99ドル | |
| 30日 | 71.99ドル |
※ 2025年11月現在
Sailyでは、eSIM購入時にクーポンコード「USHIGYU」を入力すると10%オフになるキャンペーン中。
もしSailyを利用するなら、忘れずに入力してください!
USHIGYU
trifa(トリファ)【使いやすさ重視】
「trifa(トリファ)」は、アプリの使いやすさで人気の日本発eSIMサービス。
料金はWorld eSIMやSailyより高めですが、使い勝手のよさでアプリの口コミ評価も高い。
開発段階からユーザーの声を徹底的に取り入れて作られており、アプリをダウンロードしたら行き先・プランを選んで進めていくだけであっという間に設定完了。
滞在日数や用途を入力するだけでプランをレコメンドしてくれるので、難しいことを考えなくてもプラン選択や設定がかんたんにできます。

アプリでプランをレコメンドしてくれるtrifa(トリファ)
24時間365日対応の日本語チャットサポートがあるので、深夜や早朝のトラブルでも安心。
トリファはプランの数も豊富で、旅程や好みにあわせて選べるのも特徴。
データ残量が心配になったら、アプリから簡単に追加チャージも可能です。
【トリファのタイ通信プラン(無制限プランの一部のみ掲載。他にもプランあり)】
| 日数 | 料金 | データ容量 |
|---|---|---|
| 1日 | 990円 | 無制限 |
| 2日 | 1,980円 | |
| 3日 | 2,970円 | |
| 4日 | 3,420円 | |
| 5日 | 4,280円 | |
| 6日 | 5,130円 | |
| 7日 | 5,990円 | |
| 10日 | 7,990円 | |
| 15日 | 11,990円 | |
| 20日 | 12,930円 | |
| 30日 | 14,810円 |
※2025年11月現在の料金
コスパよりも使いやすさや安心感を最重要視するユーザーには、このトリファが有力な選択肢になりそうです。
AmazonでeSIMを買う【いつもの買い物感覚で】
Amazonをよく使っているユーザーなら、そのAmazonでeSIMを買う選択肢もあります。

いつものショッピングと同じようにAmazonで買って、QRコードを読み込んで開通予約をするだけ。
ここまで紹介してきたアプリ・サービスほど高機能ではありませんが、ただ通信するだけならほぼ問題なし。
日数、データ容量、価格など幅広い選択肢の中から、口コミを見ながら選べるのもメリット。
ただクオリティは業者によって異なるので、しっかり口コミ評価を吟味して選ぶ必要あり。
タイ向けのeSIMプランだと、たとえば以下のeSIMがコストパフォーマンス・評判ともによさそう。
他にも多くのeSIMが販売されているので、ご自分の旅行プランに合ったものをさがしてみてください。
ahamo(アハモ)【追加料金なしでいつも通り使える】
ドコモが運営するコスパ重視のプラン「ahamo(アハモ)」。
実は海外91カ国・地域でもそのままデータ通信が使えるんです。もちろん電話番号もそのまま。
追加料金は不要で、スマホの設定で「データローミング」をオンにするだけで日本とまったく同じように海外でも使える。
もちろんその”海外”にはタイも含まれており、日本と同様の30GB・月額2,970円の範囲内で自由に利用可能。

ahamo「海外データ通信」ページより引用
タイを含む海外で使えるのは、最大15日間。それを超えると通信速度が制限され低速になってしまい、追加チャージもできないので注意が必要。
日本に帰ると日数がリセットされるので、また15日使えるようになります。
あまりいないかもしれませんが、15日を超えるタイ旅行を予定しているなら他のeSIMと組み合わせるなど対策を考えておきましょう。
よく海外旅行をするユーザーなら、日本での通信プランをahamoにするのも良いかもしれません。
楽天モバイル【タイでも2GB無料】
最後に紹介するのは、楽天モバイル。

楽天モバイルにはタイを含む91の国と地域で使える海外ローミングサービスがあり、毎月2GBまで海外でのデータ通信が無料で利用可能。追加の申し込みも料金もいりません。
データ使用量が2GBを超えた場合は最大128kbpsの低速モードになるものの、1GBあたり500円でデータチャージも可能。

海外でも2GB無料で使える楽天モバイル
タイへの渡航前に「my楽天モバイル」アプリで海外ローミングをONにし、現地に到着したらデータローミング設定を音にするだけですぐに使える。
もちろん、日本の電話番号もそのまま利用可能。
2GBでは心もとないという方は、ホテルやカフェ等のWi-Fiをうまく組み合わせつつ節約するといいでしょう。
よく海外旅行に行く方は、楽天モバイルをメイン回線にしてしまってもいいかもしれません。
タイ旅行用のおすすめeSIM 6選 まとめ
コスパ重視・迷ったらコレ → World eSIM
料金が安く、信頼性も高い。eSIM初心者にも最適。
セキュリティ重視 → Saily
VPN機能や広告ブロックで、安全かつ快適な通信環境を実現。
使いやすさ重視 → trifa
洗練されたアプリで、誰でも簡単に使える。サポートも充実。
手軽さ重視 → Amazon
いつものAmazonで買えて、レビューも参考にできる。
日本でもタイでも使える → ahamo、楽天モバイル
設定不要で、日本のスマホがそのまま使える。電話番号もそのまま。
タイ旅行用のeSIMは、滞在日数や使用するデータ量によっていろいろな選択肢があります。

タイ・アユタヤにて
現地でSIMカードを買って入れ替える手間がなく、日本の通信会社が提供している海外プランよりもはるかに安いeSIM。
この記事も参考に好みのeSIMプランを選んで、充実したタイ旅行を楽しんできてください!




























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