タイの空の玄関口、スワンナプーム国際空港。
ほとんどのタイへの旅行者は、この空港に降り立つことになるはず。
空港に着いたら、到着後すぐにスマホが使えるようにしておきたいし、現地通貨のバーツも手に入れておきたいところ。
でも「SIMカードはどこで買えるの?」「為替レートはどうなの?」と不安になることも多いはず。
この記事では、タイ・スワンナプーム空港でのSIM・eSIM購入と両替についてくわしく紹介。
事前に知っておけば、到着後スムーズに旅をスタートできますよ!
スワンナプーム空港で買えるSIMカード・eSIMの基本情報
スワンナプーム空港には、タイの大手通信3社(AIS、True、Dtac)のカウンターが設置されています。

スワンナプーム空港のAISカウンター

Trueカウンター
到着ロビー(2階)のカウンターは24時間営業なので、深夜でも早朝でも荷物を受け取ってすぐにSIMカードの購入が可能。
(ただし混雑はしやすいので注意)
他の階にあるカウンターは営業時間がまちまちですが、到着ロビーよりは空いていることが多い。
私が以前訪れたとき(2017年)は、299バーツで7日間・1.5GBのものを購入。

TrueのSIMカード通信プラン(2017年当時)

Trueで買ったSIMカード
2025年現在は、各社とも8日間15GBで299バーツ(約1,400円)に統一されているとのこと。
電話番号も付いてきて通話可能なので、現地での連絡手段としても活用できます。
支払い方法は、2階の到着ロビーではクレジットカードが使用可能ですが、地下階では現金のみのところもあるので事前に確認しておきましょう。
ATMや両替所は各階に設置されているので、現金が必要な場合はそちらで仕入れることができます。
通信会社3社(AIS、True、Dtac)の特徴とカバーエリア比較
タイの通信業界は近年大きく変化しており、2023年にTrueとDtacが合併を完了しました。現在はAISと、TrueとDtacを統合した新会社の実質2社体制となっています。
AIS(Advanced Info Service)
タイ最大手の通信キャリアが「AIS」。全国カバー率と通信品質の安定性で定評あり。
5Gエリアも最も広く、バンコク市内では600Mbps超の高速通信も期待できます。
特に地方や工業団地でも安定した通信が可能で、タイ全土を移動する予定がある方にはおすすめ。
また、AIS専用のWi-Fiスポットも豊富で、ショッピングモールや主要観光地では無料Wi-Fiが利用できるのも大きなメリット。
True(旧True Move H)
Dtacとの合併により契約数では首位になった「True」ですが、サービス面ではまだ統合中の状況。
5Gエリアの展開も積極的で、都市部では非常に快適な通信が可能。
もちろん地方や離島でもほとんどの地域では通信可能なので、よほど僻地にでも行くのでなければAISと大差ない。
合併により700MHz帯域と2600MHz帯域の両方にアクセス可能となり、より安定した通信環境を実現しています。
Dtac
Trueと合併したDtac。
現在もDtacブランドとして継続していますが、正直言って5Gエリアの展開が他社より遅れている状況。
ただし、基本的な4G通信は問題なく利用でき、容量・日数によっては安い料金プランも。
少なくともバンコクやパタヤなどの観光都市であれば、問題なく通信できるでしょう。
旅行予約サイトでeSIMを事前購入すると、ラクで安い
空港でSIMカードを買うのもいいですが、私のおすすめは旅行予約サイトで事前にeSIMを購入しておくこと。
この方法のメリットは3つあります。
- 空港でSIMカードを買うより安い
- 面倒なSIMカードの入れ替えが不要
- SIMカード購入の時間を節約でき、カウンターでのやり取り(主に英語)も必要ない
タイ旅行用のeSIMを買う方法はいくつもありますが、ここでは私のおすすめを3つ紹介。
① Saily(セイリー)でeSIMを購入
タイ旅行におすすめのeSIMサービスが、Saily(セイリー)。
世界的なセキュリティ企業が運営しており、コスパが良いだけでなく「広告ブロック」「ウェブ保護」「仮想ロケーション」といった他社にはなかなかない機能が使えるのも強い。
価格は以下のとおり。容量が決まっているプランと、容量無制限プランのがあります。
【Sailyのタイ通信プラン】
日数 | データ容量 | 料金 |
---|---|---|
1日 | 1GB | 2.84ドル |
30日 | 3GB | 5.69ドル |
30日 | 5GB | 7.59ドル |
30日 | 10GB | 10.44ドル |
30日 | 20GB | 18.99ドル |
10日 15日 20日 25日 30日 |
無制限 |
33.24ドル 46.54ドル 56.99ドル 62.69ドル 68.39ドル |
※ 2025年10月現在
Sailyでは、eSIM購入時にクーポンコード「USHIGYU」を入力すると10%オフになるキャンペーン中。
もしSailyを利用するなら、忘れずに入力してください!
USHIGYU
② 旅行予約サイト・Klook(クルック)でタイ通信会社のeSIMを買う
現地アクティビティからeSIMまで、旅行予約を幅広く扱っているKlook(クルック)。
タイ用のeSIMも利用可能で、幅広い選択肢のなかから選べます。eSIMではなくSIMカードも購入可能(空港受け取り)。
しかも、価格は空港カウンターと同じか安いくらい。利便性を考えればこっちの方がおすすめ。
③ KKday(ケーケーデイ)でeSIMを買う
KKDay(ケーケーデイ)も、Klookと同じく入場チケットからアクティビティまで取り扱う総合旅行予約サイト。
タイ旅行用のeSIMやSIMカードなど、幅広く取り揃えています。
価格はKlookと同じくらいなので、両方を見比べて安い方を選ぶといいでしょう。
現地での日帰りツアーや入場チケットなどもたくさん登録されており、日本にいるうちに日本語で予約できるのでラク。
eSIMに限らず、タイ旅行のときにはチェックしておきたいサイトのひとつです。
スワンナプーム空港での両替事情と最新レート情報
つぎに、タイ・スワンナプーム空港での両替について。
スワンナプーム空港には数多くの両替所がありますが、場所によってレートが大きく異なる場合あり。

サイアム商業銀行の両替所

カシコーン銀行の両替所
また、基本的に空港での両替は街中の両替所よりもレートが悪くなる場合が多いので注意。
地下階のエリアが狙い目
スワンナプーム空港内で最もお得なのは、地下階(Bフロア)にある両替所です。
街中の有名両替所とほぼ同等のレートを提供している場合もあり、空港としては破格のレート。
特に、Bフロア奥のエアポートレールリンク乗り場近くにある「ハッピーリッチ」「スーパーリッチ1965」「カシコン銀行」が高レートでおすすめ。
スワンナプーム空港で最も高レートの両替所。2〜3泊の短期旅行なら旅行費全てを両替するのもあり。 | タイ一択
到着ロビーの両替所はやめておこう。日本での両替も論外
到着ロビー(2階)の両替所は、地下階に比べてレートが極端に悪い。
(観光客の目に真っ先に飛び込んでくる一等地なので、足下見てるんでしょうね。。。タイに限った話ではないですが)

スワンナプーム空港の到着(Arrival)
深夜だとこの到着ロビー両替所しか開いていない場合もあるので、どうして両替がも必要な場合は最低限にしてき、残りは街中の両替所で両替するのが賢い選択。
なお、日本の空港での事前両替は論外。
現地レートよりはるかに悪いので、あえて損したい人でもなければ絶対におすすめしません。
まとめ:準備万端でタイ旅行を楽しもう!
スワンナプーム空港でのSIM・eSIM購入と両替は、この記事にある情報を活用すればかなりお得・ラクにできるはず。
- eSIMは、旅行予約サイトで事前に購入・ダウンロードしておく(安い上に時間・労力を節約できる)
- 両替はBフロア奥の高レート両替所を使う、もしくは街中で両替する(到着ロビーの両替所を使うと損するので注意)
上記2点に注意しつつ、タイ旅行のスタートダッシュを決めましょう!
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