世界三大美術館のひとつにも数えられる世界最大級の美術館が、ニューヨークにある「メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art、通称The Met)」。
300万点にもおよぶ膨大なコレクションがあり、じっくり見ると1日ではとても足りないほどの規模があるメトロポリタン美術館。
他のスポットも回りたい多くの観光客は、おそらく数時間くらいで見て回りたいことでしょう。(私もそう)
本記事では、メトロポリタン美術館を実際に回った様子をレポート。
この体験から得た見どころやおすすめルート、使える便利なサービスなどをくわしく紹介していきます!
メトロポリタン美術館のチケット購入と入館ルート案内
オンライン事前購入ならチケット購入列をスキップ可
メトロポリタン美術館は、オンラインで日時指定チケットを購入すればチケットカウンターでの待ち時間はなし。
かんたんな手荷物検査をパスすれば、すぐに中に入れます。
The Metropolitan Museum of Art
日本語で予約したい方は、旅行予約サイトを利用するのもおすすめ。
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メトロポリタン美術館のチケット・ツアーをさがす
平日でも週末でも10:00開館直後の10:15には入館できることがほとんどで、混雑のピーク前に人気展示へと向かえます。
ただし館内が非常に広いので、人気の特別展示でもない限りは混雑で困るほどのことはないでしょう。
入口と地下通路ルート
さまざまな映画やドラマでもロケ地として使われた、メトロポリタン美術館正面のエントランス(と階段)。

メトロポリタン美術館のエントランス
観光客が多い時期などは行列になっていることもありますが、入口向かって左側の列(駅からみると反対側)だと多少空いているのでこちらがおすすめ。
入場はスムーズなので、それほど長時間並んで待つということはないはず。
階段を上らずに向かって左側には、バリアフリー対応の81th Street入口があります。
正面よりも空いているので、行列に並びたくない場合にはチェックしてみるといいかも。
絶対見逃せない必見の美術品コレクション
印象派の名画が勢ぞろい
メトロポリタン美術館の最大の魅力は、世界的な名画を間近で鑑賞できること。
価値の想像がつかないくらいの貴重な美術品が、手が届く距離で見られるのはほんとうに貴重な体験。フラッシュさえ炊かなければ写真も撮ってOK。(一部のエリアと特別展をのぞく)
フェルメール「水差しを持つ女」、セザンヌ「トランプ遊びをする人たち」、モネ「ポプラ並木」、ルノワール「シャルパンティエ夫人とその子供たち」など、教科書に載るレベルの名作が多数展示されています。
特に印象派コレクションは圧巻で、ゴッホ、モネ、ルノワール、ピカソなどの作品が多数。
あまり時間がない方でも、19世紀ヨーロッパ絵画のセクションは必見エリアです。
古代エジプト美術の至宝「デンドゥール神殿」
1階のエジプト美術エリアで最も注目を集めるのが、紀元前15年頃にローマ皇帝アウグスティヌスによって建てられた「デンドゥール神殿」。

デンドゥール神殿
この神殿は、水没の危機に瀕したヌビアの遺跡をアメリカが救済したお礼として、エジプトから寄贈されたもの。
ナイル川のほとりの雰囲気が再現された展示空間で鑑賞できます。
映画『恋人たちの予感』『メイドインマンハッタン』『ダイヤルM』などにも登場しており、SNS映えスポットとしても人気。
効率的な館内の回り方
広すぎる館内を戦略的に攻略
メトロポリタン美術館は一日では見きれないほど広大なため、事前に見たい作品の場所を確認しておくことが重要。
初回訪問者におすすめのルートは、1階のエジプト美術エリアから始まり、2階の印象派ギャラリー、そしてアメリカ美術セクションを巡るコースです。
もちろん、時間のある方は特に見たいエリアがある方は独自にプランを考えるもよし。とにかく事前リサーチ&ルート決めが大事。
館内には日本語対応のオーディオガイド(7ドル)があり、主要作品の詳しい解説を聞きながら鑑賞可能。
また、不定期で日本語ガイドツアーも実施されているため、事前に問い合わせることをおすすめします。
混雑を避けるベストタイミング
比較的空いているのは平日の開館直後(10:00~11:30)で、ゆっくりと名画を鑑賞したいならこの時間帯がいいでしょう。
ただ、館内は広大なためよほどのピーク時でない限りは混雑をそれほど気にすることはないかも。
週末や祝日、特に金曜・土曜の夜間開館時(21:00まで)は混雑しがちな傾向があるようです。
年末年始などの観光シーズンもお客さんが多め。私も年始に訪問したので、人はかなりたくさんいました。(ですが人混みが気になるほどのことはなかった)
チケット料金と購入方法
2025年最新の料金体系
長らく「寄付」という形で入場料を取っていなかったメトロポリタン美術館ですが、平均入場料が9ドルと少なく運営がままならない状態に。
現在では入場料が大人30ドルに決まっています。
シニア(65歳以上)22ドル、学生17ドル、12歳未満の子供は無料。
学生料金を利用する場合は、有効な学生証の提示が必要で、できれば英語で氏名や学校名が記載されたものを準備しておくと安心。
ニューヨーク州の住民、ニュージャージー州・コネチカット州の学生であれば、以前適用されていた任意料金(Pay-What-You-Wish)で入場可能。
ただし住所を証明できるIDが必要です。
事前予約がおすすめ
チケットはメトロポリタン美術館の公式サイトから事前購入可能で、買っておくことで混雑時の待ち時間短縮ができます。
当日券もありますが、確実に入場したい場合は事前予約が安心。
旅行予約サイトでのチケット購入なら日本語で予約OK
公式サイトでの予約のほか、各種旅行予約サイトでもメトロポリタン美術館のチケットを取り扱っています。
私がよく利用しているのは、「KKDay(ケーケーデイ)」「楽天トラベル観光体験」「
Klook(クルック)」の3つのサイト。
それぞれ価格や内容が微妙に異なっている場合があるので、好みのものを選んでください。日本語で予約できるのが嬉しい!
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メトロポリタン美術館への行き方・アクセス
- 地下鉄でのアクセス:
- 4・5・6線「86th Street」駅から徒歩2分
- 同じく6線「77th Street」駅から徒歩10分
- バスでのアクセス:
- M1・M2・M3・M4系統「Metropolitan Museum of Art」停留所下車すぐ
- 徒歩でのアクセス:
- セントラルパーク東側沿い、Fifth Avenue沿いに位置
- タクシー利用時:「1000 Fifth Avenue, New York, NY 10028」と伝える
メトロポリタン美術館の基本情報
スポット名
メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)
電話番号
+1-212-535-7710
住所
1000 Fifth Avenue, New York, NY 10028, USA
地図
営業時間・定休日
- 営業時間:
- 日~木:10:00~17:30
- 金・土:10:00~21:00
- 定休日:Thanksgiving Day(11月第4木曜)、クリスマス(12月25日)、元旦(1月1日)
公式Webサイト

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